SankeiBiz for mobile

マグロ解体ショー見て爆買い… 「黒潮市場」にも飛び交う中国語や韓国語

記事詳細

マグロ解体ショー見て爆買い… 「黒潮市場」にも飛び交う中国語や韓国語

更新

 「お得に買い物ができる」と訪日客から人気の免税制度。これまで東京や大阪など大都市が中心だったが、和歌山県内でも徐々に登録店が増え、手応えを感じる店も出てきた。

 昨年10月から免税手続きを始めた和歌山市毛見の黒潮市場では、平日午前から訪日客らでにぎわう。目当ては、施設の目玉イベント「マグロの解体ショー」。飛び交う中国語や韓国語、施設内に設置された多言語の案内板…。まるでアジアのどこかの国に迷い込んだかのようだ。

 「平日ですと、訪日客の方が日本人より多い時もあります」。同施設などがある和歌山マリーナシティの企画宣伝課、山路晃弘課長は話す。平成24年で3万人だった施設の訪日客入場者数は、25年で6万人、26年で9万人と急増。今年も「10万人を軽く超える見込み」という。

 円安に加え免税の魅力もあって、施設を訪れた訪日客の購買意欲も旺盛だ。「『甘くておいしい』と果物の加工品が評判で、よく売れています。ホタテの貝柱などの水産加工品、梅酒なども人気です」と山路さんは話す。

このニュースのフォト

  • 免税用の受け付けに並ぶ外国人観光客ら=和歌山市

ランキング