マグロ解体ショー見て爆買い… 「黒潮市場」にも飛び交う中国語や韓国語
更新免税手続きは簡単だ。一旦レジで買い物をした後、施設内の免税カウンターで一括して手続きをする。カウンターには中国語ができるスタッフがおり、中国語圏の訪日客からの評判も上々だ。
梅干しなど２０点近くを購入した香港在住の男性（３９）は「手続きも簡単だし、ストレスなく買い物できて喜んでいる。本当に良い制度」と笑みを浮かべていた。
近鉄百貨店和歌山店（和歌山市）でも訪日客の利用が急増している。同店によると、免税制度が改正された昨年１０月以降、免税品の販売額は前年同月の２～３倍で推移。中国人を中心に月１００～１５０人が利用するといい、新たに免税対象となった化粧品に加え、ブランドかばんや婦人服なども好調という。
担当者は「売り上げ全体に占める割合はまだ高くないが、将来的に期待できる分野。訪日客にもスムーズに対応できるよう態勢を進めていきたい」と話していた。（秋山紀浩）
