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西日本豪雨からの復興を願い実現…今年も「1000人の金田一耕助」集まる

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西日本豪雨からの復興を願い実現…今年も「1000人の金田一耕助」集まる

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 こうして9月初め、同協議会は開催の方針を決定。地元の意向を踏まえ、市も10月に正式開催を決定した。協議会の黒瀬正典会長(65)は「多少は落ち着いてきたので、夏祭りをはじめ何もかも中止にするのでなく、こういう時だからこそ開催で地域を元気付け、募金をしてくれた多くの全国のファンの期待に応えようではないか、となった」と話す。

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 開催決定の反響は大きく、今年は初参加の人も多かった。横浜市の池田健さん(28)は豪雨以降、仲間とつくった音楽ユニットで何回か慰問に訪れていたが、イベントは初参加。「金田一関係では門外漢ですが、縁のできた真備での貴重な交流の場なので」と佐清姿でコスプレに加わった。

 豪雨では小田川など8カ所の堤防決壊で約1200ヘクタールが浸水し、全壊を中心に5970棟の家屋が被災。コース内にも廃屋同然の被災家屋が何軒もあり、到達水位を示す表示も設置されていた。

 映画版「本陣-」に登場するジーンズ姿の金田一で初参加した香川県小豆島町の町職員、本郷学さん(51)は「私の町でもいつ、どんな災害が起きるか分からない。仕事上、後学のためにも現状を見ておきたかった」と話した。

 また横溝の次女、野本瑠美さん(79)が、旧疎開宅に東京から駆けつけるサプライズ演出もあった。野本さんはここで家族5人で過ごした幼少期を振り返りながら、「金田一とは父そのもの。自分の姿を金田一に投影していたと思えるだけに、こうも多くの方に集まっていただいたことに父は今頃、空の上から照れてみていることでしょう」と述べ、ファンを感激させた。

このニュースのフォト

  • 「獄門島」の釣り鐘に見立てた手作りコスチュームで参加した女性=岡山県倉敷市
  • “聖地”に勢ぞろいした金田一ファン=岡山県倉敷市
  • 「ここまで水がきました」。旧疎開宅の手前、浸水の最終到達地点を確かめる参加者=岡山県倉敷市
  • 被災家屋の前を歩く「1000人の金田一耕助」の参加者=岡山県倉敷市
  • 金田一耕助に扮した参加者には復興を願うゼッケンも=岡山県倉敷市
  • 「帰れ、帰れ」とファンに“荒い歓迎”をする「濃茶の尼」=岡山県倉敷市

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