ニュースカテゴリ:暮らし
仕事・キャリア
就活解禁、土日返上で学生接触 スマホ活用、工夫凝らし人材確保へ
更新
2014年4月入社予定者を対象とした就職活動が、1日から本格スタートする。経団連が企業倫理憲章を改定して就活期間が2カ月短縮されてから2年目となる今年は、採用企業側も土日曜日返上で学生と接触したり、普及が進むスマートフォン(高機能携帯電話)を利用するなどの工夫を凝らし、優秀な人材確保に躍起になっている。
「短期間の分、例年よりも大学主催の就職イベントへの参加を全国で増やし、土日も含め接点を広げる」。就職人気ランキングで常に上位となる旅行大手のJTBは、数多くの学生と接触機会を増やす方針だ。学生との接触を重視するのはパナソニックも同様で、地方の大学での自社セミナーを増やし「リアルの展開を加速」(広報)する。
変わり種も多い。住友生命保険は女子学生限定で、ホテルのカフェを会場にリラックスした雰囲気での情報交換会を予定。NECなどは昨年に引き続き、1泊2日の希望者合宿セミナーを実施する。
ソフトバンクでは昨年4月入社から導入している「No.1採用」の対象を大学1、2年生にも広げる。学生側がスポーツや学業、コンテスト、飲み会など「我こそはナンバーワン」をPRして選考するスタイルだ。
いずれの企業も期間短縮に対応、実際に学生との接触機会を増やし、就職希望者をよりよく知ろうという試みだ。
インターネット対応の強化組も多い。全日本空輸は就職相談会のネット配信を始めるほか、ソニーは昨年はライブ中継のみだったWEBセミナーを、24時間いつでも見られるように変更した。
一方、就職情報サイトでは、昨年は解禁日の1日にサーバーがダウンした「リクナビ」を運営するリクルートキャリアは、今年はサーバーを増強した上でスマホ用サイトを刷新するなど「約60万人の利用者が快適に使えるよう工夫を凝らした」(広報)という。
昨年は「早くから情報収集を始めた学生と、12月になってからという学生に二極化した」(経団連の高橋弘行労働政策本部長)という。
ただ、体育会系学生の採用枠を設定するよう人事部に指示する自動車メーカーのトップもいるなど、期間短縮への対応はまだ定着したといえないようだ。