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就活と大学との両立が心配 過密スケジュールでパニックに陥る先輩も

ニュースカテゴリ:暮らしの仕事・キャリア

就活と大学との両立が心配 過密スケジュールでパニックに陥る先輩も

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 【Q】就職活動と大学生活との両立が心配です

 【A】忙しくなる前に自分流のスケジュール管理の慣らし運転を

 前回ご紹介した「就職活動は初期段階で、自分なりの活動計画を」というアドバイスを伝えると、多くの場合、次にスケジュール管理の方法についての相談を受けます。

 就職ジャーナル編集部のアンケートによると、来春卒業予定の先輩の91・6%が「就活にスケジュール管理が必要だった」と回答。例年、多くの先輩が就職活動を機にスケジュール管理方法を見直しています。

 就職活動で初めて一日に複数の予定がある状態に直面し、パニックに陥る先輩も多く、説明会や選考の予定が重なり、キャンセルしたという失敗談も。一定のスケジュール管理力がある人でも、大学の授業や試験、バイトなどの予定との両立のためには進化が求められます。

 時間に余裕のあるうちに自分に合ったスケジュール管理ツールを見つけ、慣らし運転することをおすすめします。ビジネス誌の手帳特集や、リクナビなど就職情報サイトの管理アプリ特集、周囲の就職活動経験者の声などが参考になるでしょう。

 手帳でも、スマートフォン(高機能携帯電話)など各種デジタル端末の無料アプリなど何でもOKですが、時間単位で管理できるものを選びましょう。次に、そのツールで自分の予定を管理してみます。

 第1段階として、予定を必ずメモする習慣を作りましょう。そのうえで、一日の中で明日の予定を確認する時間を設けると、予定そのものを忘れる失敗を防げます。締め切りのある予定の着手日や移動時間もメモしておくと、直前に慌てずに済みます。

 スケジュール管理力は社会人の必須スキルです。工夫を積み重ねて鍛えていきましょう。(リクルートキャリア 就職みらい研究所研究員 三輪麻衣)

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