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意外と知らない? 年賀状、喪中でも受け取るのはマナー違反ではない
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今年もあと1カ月となり、年賀状の準備を始める時期になってきた。この時期は知り合いから喪中をお知らせするはがきが届く頃だが、この「喪中はがき」の正式名称をご存知だろうか?
「喪中はがき」は、自分が喪中であることや、自分の家に不幸があったことを知らせる訃報のはがきと思われがちだか、葬儀相談員の市川愛さんは「それは誤り」と指摘する。「喪中はがきは正式には『年賀欠礼状』と言い、年始のあいさつを控えるという意味のあいさつ状」と説明。年賀状を出してもらっては困るということではなく、「喪中のため、今年は新年のお喜びをお伝えできませんので、失礼いたしますという趣旨のはがき」(市川さん)という。
市川さんは「喪中でも年賀状を受け取ること自体はマナー違反ではない」とし、受け取りたい場合は「喪中はがきに『年賀状をお待ちしています』『例年どおり、近況を知らせください』などと書き添えてみては」と呼びかける。喪中の人に対しては、「年賀状を送ること自体もマナー違反ではないので、遺族を励ます意味でも“年始状”や“喪中見舞い”といった形で配慮とお悔やみの気持ちを示すことが大切」と話す。
調査会社のネオマーケティングが10月4~8日に20~60代の毎年年賀状を送る男女500人を対象にしたインターネット調査によると、45.2%と約半数が「喪中でも年賀状を受け取るのはマナー違反ではない」ことを知らなかったと回答。喪中時のマナーは意外と知られていない結果となった。
一方で、58.2%と約6割がマナー違反でないなら喪中でも年賀状が欲しいと答えており、喪中対応経験者の62.1%は年賀状が来ないのは「さびしかった」としている。
日本郵便法人営業部新規サービス開発室の西村哲課長は「1年だけでも年賀状をやりとりしないと音信不通になってしまうことも多い。年賀状だけの付き合いという人もいると思うので、喪中の際でもマナー違反というわけではないので“郵便年賀.jp”の文例やテンプレートを活用するなどして人と人とのつながりを大切にしてほしい」と話している。
今年は「喪中はがき」を受け取ったら、相手を気遣う気持ちで堅苦しく考えずに年賀状を送ってみてはどうだろうか。