【江藤詩文の世界鉄道旅】打狗鉄道故事館 卒業写真は“蒸気機関車”の前で …女子大生鉄子と“ゆる鉄”ごっこ
更新鉄道に乗って旅をするより、やってくる鉄道を待ち構えて写真を撮るのが好きな“撮り鉄”だという彼女たち。台湾でも女性の鉄道ファンはたくさんいるそうだ。「日本では“ゆる鉄”というかわいい写真がはやっているでしょう」。鉄道写真家の中井精也さんまで知っているとは恐れ入る。
廃線になった線路には、コスモスが植えられていた。白、ピンク、赤……。色とりどりの花びらが小さく風に揺れている。「5月はこの公園がいちばんきれいな季節。あそこから撮影すれば“ゆる鉄”みたいな写真を撮れるから、行きましょう」
ぽっかりと晴れた青空の下、ちょっぴり気恥ずかしさを感じながら、女子大生ふたりに手をとられ、コスモスの中を歩いた。
■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。




