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【江藤詩文の世界鉄道旅】ハルツ狭軌鉄道(3)“魔女が集まる山頂”で地ビールを…SL機関車の汽笛に乾杯!

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【江藤詩文の世界鉄道旅】ハルツ狭軌鉄道(3)“魔女が集まる山頂”で地ビールを…SL機関車の汽笛に乾杯!

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 石炭の熱風が吹き付ける運転席では、頬が火照り、やたらとのどが乾いた。「山頂のブロッケン駅に到着したら、よく冷えたローカルビールが待っていますよ」。機関士のフランクのことばに、期待が高まる。

 それにしても、ドイツはどこへ行ってもいたるところに地ビールがあるビール天国だ。鉄道の車内や公園のベンチといった人が集まる場所でも、悪びれる様子もなく、午前中からごきげんにグラスやジョッキを傾けているから、こちらもついつい手が出てしまう。

 かつて東西ドイツの国境に位置していたハルツ地方には、ドイツ国内のビール醸造所でも大手に数えられる「ハッセレーダー」がある。330ミリリットル入りの小瓶で2.5ユーロ。「山頂では値付けが高く、ふもとの町ではもっと安く買えるが構わないか」「栓はここで抜くか、車内で抜くか」「ボトルはここで返却するか、プラカップは使用するか」。律儀にひとつひとつ確認するところが、いかにもドイツらしい。

 ちなみに車内に持ち込む場合は、栓抜きを借りて行き、飲み終えたボトルと共に車掌に渡せばよいそうだ。

このニュースのフォト

  • 手前の小瓶が地元のハーブリキュール「シールカー・フォイヤーシュタイン」。苦くて甘い強烈な味だが、飲み慣れると病みつきになるそう…。魔女の人形には魔除けの効果があると言われている
  • 客車から機関車を切り離し、最後尾に接続し直す。このときがファイヤーマンの練習の場。リクエストすると汽笛を鳴らしてもらえる。付け替え作業は10分ほどで終わってしまった
  • ベテラン運転士のフランクが運転する機関車を見送り、私が乗車したのは次の便。ほろ酔い気分を楽しみつつも、行きよりもずっとスピードが速い気がしていたのだが…。この便については次回のこのコラムでご報告します

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