【江藤詩文の世界鉄道旅】ハルツ狭軌鉄道(3)“魔女が集まる山頂”で地ビールを…SL機関車の汽笛に乾杯! (1/2ページ)

2014.11.30 18:00

山頂で味わったハッセレーダー。泡がなめらかでのどごしがいい。エコ先進国のドイツでは、ボトルのリサイクルや使い捨てカップをなるべく使わないのは当たり前。今回は撮影のためにプラカップをもらったが、他の人はボトルから直接ラッパ飲みをしていた

山頂で味わったハッセレーダー。泡がなめらかでのどごしがいい。エコ先進国のドイツでは、ボトルのリサイクルや使い捨てカップをなるべく使わないのは当たり前。今回は撮影のためにプラカップをもらったが、他の人はボトルから直接ラッパ飲みをしていた【拡大】

  • 手前の小瓶が地元のハーブリキュール「シールカー・フォイヤーシュタイン」。苦くて甘い強烈な味だが、飲み慣れると病みつきになるそう…。魔女の人形には魔除けの効果があると言われている
  • 客車から機関車を切り離し、最後尾に接続し直す。このときがファイヤーマンの練習の場。リクエストすると汽笛を鳴らしてもらえる。付け替え作業は10分ほどで終わってしまった
  • ベテラン運転士のフランクが運転する機関車を見送り、私が乗車したのは次の便。ほろ酔い気分を楽しみつつも、行きよりもずっとスピードが速い気がしていたのだが…。この便については次回のこのコラムでご報告します

 石炭の熱風が吹き付ける運転席では、頬が火照り、やたらとのどが乾いた。「山頂のブロッケン駅に到着したら、よく冷えたローカルビールが待っていますよ」。機関士のフランクのことばに、期待が高まる。

 それにしても、ドイツはどこへ行ってもいたるところに地ビールがあるビール天国だ。鉄道の車内や公園のベンチといった人が集まる場所でも、悪びれる様子もなく、午前中からごきげんにグラスやジョッキを傾けているから、こちらもついつい手が出てしまう。

 かつて東西ドイツの国境に位置していたハルツ地方には、ドイツ国内のビール醸造所でも大手に数えられる「ハッセレーダー」がある。330ミリリットル入りの小瓶で2.5ユーロ。「山頂では値付けが高く、ふもとの町ではもっと安く買えるが構わないか」「栓はここで抜くか、車内で抜くか」「ボトルはここで返却するか、プラカップは使用するか」。律儀にひとつひとつ確認するところが、いかにもドイツらしい。

 ちなみに車内に持ち込む場合は、栓抜きを借りて行き、飲み終えたボトルと共に車掌に渡せばよいそうだ。

機関車の付け替え風景を肴に、冷えた地ビールを…至福のひととき

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。