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各地で話題の「ラッピング電車」 妖怪ウォッチ、マッサンに大人も興奮
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西日本鉄道の妖怪ウォッチのラッピング電車。子供たちに大人気だ=福岡市中央区 妖怪ウォッチ、アンパンマン…。人気アニメのキャラクターやテレビドラマのヒロインなどを車両にデザインした「ラッピング電車」が、各地で話題を集めている。実際に乗ってみると、子供はもちろん、大人も想像以上にわくわくした気分になる。機会があれば、年末年始の帰省や旅行の際にもお勧めだ。(横山由紀子)
11月下旬の日曜日。日本一の超高層ビル「あべのハルカス」が間近に見える大阪市阿倍野区界隈(かいわい)を家族で歩いていると、大阪唯一の路面電車、阪堺電車が通り過ぎた。
「あれに乗りたい!」と周囲の子供たちの声。見回せば、カメラを構えた人たちの姿も。車体には、NHK連続テレビ小説「マッサン」のヒロインたちの姿が大きく映し出されていた。沿線がドラマの舞台になったことを記念して、阪堺電気軌道(大阪市住吉区)が、来年3月下旬まで走らせているラッピング電車だった。
せっかくなので、記者も乗ってみることにした。走り出すと、電車を指差す子供、振り返って眺める人々の姿が車内から見え、特別な電車に乗ったと気分が盛り上がった。
同社によると、「運行時間の問い合わせが、多い日で10件ほどある」という。ただ、1編成しか走っていないため、「運が良ければ出合えます」。
西日本鉄道(福岡市中央区)は、アニメやゲームで人気の「妖怪ウォッチ」のキャラクターを描いた電車(1編成)を、天神大牟田線で来年4月5日まで運行している。先頭車の前面には、人気キャラクター「ジバニャン」が描かれ、車内のドアや座席にも妖怪キャラクターのステッカーが貼られている。
同社広報室によると、電車の運行時間など問い合わせが相次いでおり、「お子さんへの家族サービスとしても喜ばれています」。
妖怪ウォッチのラッピング電車は人気が高く、各地で運行中、または運行を予定している。
JR西日本は来年2月1日まで、大阪環状線などで1編成を運行中。JR東日本は今月28日から来年1月23日まで、山手線での運行を予定している。期間中、最大で10編成が走行する。西武鉄道(埼玉県所沢市)は、20日から来年2月15日まで、池袋、西武秩父、豊島など7線で1編成を運行する。新幹線にも登場し、JR九州は、今月20日から来年3月1日まで、九州新幹線の博多~熊本・鹿児島中央間で1編成の運行を予定している。
キャラクターをデザインしたラッピング電車の先駆け的存在が、JR四国が平成12年から運行している「アンパンマン列車」だ。土讃線にはアンパンマンを主役に描いた2種類、予讃線には、「ばいきんまん号」「ドキンちゃん号」などの11種類が走る。年々、車両の種類を増やし、車内も改装するなど、サービスを充実させてきた。
同社は「アンパンマン列車を利用した旅行プランもあり、列車とともに四国観光を楽しんでほしい」と話している。
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全国各地をさまざまなデザインのラッピング車両が走っている。
JR東日本は、東京駅の開業100周年を記念し、駅舎をイメージした赤レンガ色のラッピング電車を山手線で来年3月末まで運行。車両の側面には、開業当時と現在の駅舎の写真がプリントされている。
JR西日本は、車両にアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターをあしらい、車内のシートや天井にも妖怪を描いた列車を、鳥取県内の境線で通年で走らせている。また、富山県内の氷見(ひみ)線、城端(じょうはな)線では「忍者ハットリくん」の列車を通年運行。いずれも作者の出生地だ。