【江藤詩文の世界鉄道旅・特別編】2014年ベストセレクション 豪華クルーズトレインからオモシロ列車まで…もう1度乗りたい鉄道ベスト5
更新シドニーとパース間4352キロを3泊4日かけて駆け抜ける大陸横断鉄道。機能的で清潔なコンパートメント、フレンドリーなオージーらしいホスピタリティ、充実したミールやドリンク、ストレスのない観光への誘導など非の打ち所がない。赤い大地に夕陽が沈み地球が真っ赤に染まる一瞬は、死ぬまでに一度は見たい絶景だ。
“ブロッケン現象”の名前の由来になったブロッケン山の山頂と、ふもとの街ヴェロニゲローデを結ぶSL鉄道。東西冷戦時代には山は分割され、鉄道は封鎖の憂き目にあった。2014年は冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」が崩壊して25周年。旧東側が保持していた蒸気機関車は、翻弄された歴史をいまに語り継いでいる。
ベスト5のなかで唯一「誰にでも」とはおすすめしにくい鉄道がこれ。いまだかつて、こんなにめちゃくちゃな鉄道は乗車したことがない。車両にはドアがなく、列車が動き始めても人がどんどん乗り込んでくる。屋根の上に座っている人たちは、目が合うと笑顔で手を振ってくれた。動いている列車から落ちたのも、何事もなく済んだいまだからこそ笑い話だ。










