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“稼ぐ大学”近大の改革力と広報力 偏差値以外の新しい価値観づくり

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“稼ぐ大学”近大の改革力と広報力 偏差値以外の新しい価値観づくり

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 そして東大阪キャンパスの再整備計画を「超近大プロジェクト」と名付けた。全国紙の全面広告でアピールし、キャッチフレーズは「近大をぶっ壊す。」-。大きな拳が学舎をつぶしている刺激的なデザイン。関西では私大を入試の偏差値をもとに「関関同立」(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)と、「産近甲龍」(京都産業大、近畿大、甲南大、龍谷大)などに分け、前者を上位に位置づける大学の序列があり、それを崩すには自らを壊すくらいの覚悟が必要だという思いを込めたという。

 改革力と広報力については、近大の世耕石弘広報部長代理は「今年で設立90周年の近大だが、100年以上の歴史を持つ大学がごろごろあるなか、歴史を誇るより革新する姿を発信していきたい」と説明する。

 経営や財務の改革

 改革の対象は、大学経営や財務基盤にも及ぶ。企業決算の最終利益に相当する「帰属収支差額」は25年度に前年度比7%減の105億円。病院収入の減少で前年度から減らしたが、それでも前年度比60%増の169億円を計上した帝京大学に次いで全国の私大で2位とトップクラスを誇る。

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  • 近畿大学の東大阪キャンパス=大阪府東大阪市

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