「俺は〇〇〇ができる」 部長や課長はどこまで「権限」があるのか
配信元:@DIME 更新ただ、これだけは心得ておきたい。もし、あなたの人事評価が低かった場合、「こんな評価を受け入れられない。もっと高い評価にしてほしい」と上司に食い下がっても、なかなか受けつけてもらえないはずだ。いったん決めた評価を変えると、他の社員の評価をも変えていかざるを得なくなる。そんなことをやっているようでは、組織が成立しない。また、人事評価をコロコロ変えるようでは、組織の秩序を保つこともできない。人事や役員からの威信もなくなってしまう。つまり、直属上司にはできないことであるということを理解しておきたい。
3.見えないいじめ
先輩社員などからの露骨ないじめに対しては、上司は何らかの形で仲裁に入る可能性がある。上司が見て見ぬふりをするようなら、できるだけ早く「こういったいじめを受けていて、困っている」と感情を押し殺して、事実に即して、きちんと上司に伝えよう。少々、オーバーであってもかまわない。いじめが続くようなら、上司に繰り返し伝える必要がある。それでも改善されないようなら、上司に、人事部などに話を持っていく覚悟があるということも伝えよう。このように話が大きくなると、鈍い上司でも何らかの行動をとるものだ。
しかし、見えないいじめ、つまり、いじめであるのか、助言や指導であるのか、その区別をつけることが難しい場合、上司はなかなか口出ししようとしない。この場合、上司に仲裁を期待しても難しい。見えないいじめを受けないようにするためには、他の社員と関係を深くし、職場で孤立をしないようにすることだ。見えないところで、いじめをする人間は、得てして孤立している社員を対象にする傾向がある。

