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【江藤詩文の世界鉄道旅】ピラトゥス鉄道(4)駅売りの“軽食”は、ボリューム満点のソーセージ!

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【江藤詩文の世界鉄道旅】ピラトゥス鉄道(4)駅売りの“軽食”は、ボリューム満点のソーセージ!

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 思わず目を見開き、固まっていると。

 「どこから来たのですか」

 隣りの食卓についていたおじいさんが、そう声をかけてきた。何杯かビールを飲んだのだろう、ほろ酔いの赤ら顔。男性5人に女性ふたりの7人グループだ。

 ほどなくすると、そのうちのひとりが「先に降りているね」と、席を立った。なんとこれからパラグライダーを楽しむという。ほとんど風のない穏やかな午後。空中散歩にはもってこいなのだそうだ。

 「な~に、ここまでちょっと上がってきて、気が乗らなければ酔っぱらって鉄道かケーブルカーで降りてもいいし、今日みたいに素敵な日なら、空を飛んで帰るだけのことですよ」と、おじいさん。

 「まぁ、今日はたくさん(ビールを)飲んだから、いつもより、ちょいと下りるスピードが速いかもしれませんね」

 大笑いして、ぽっこり突き出たたいこ腹を、ぽんっと叩いてみせた。

■取材協力:スイス政府観光局スイス インターナショナル エアラインズスイストラベルシステム

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

このニュースのフォト

  • まもなく山頂駅に到着するピラトゥス鉄道
  • 打ちっぱなしのコンクリートに、伝説の龍のモチーフが妖しく光る、おしゃれなデザインの山頂駅ホーム
  • 展望テラス。デッキチェアーが置かれていて、のんびり昼寝をしている人たちもいた
  • さすが世界最急勾配。ほとんど山にへばりつくようにしながら、急斜面を行き来する。その先には息をのむようなパノラマが広がっている
  • この日はほんとうに空を飛ぶのにいい日だったらしく、いくつものカラフルなパラグライダーが、眼下にピラトゥス鉄道を眺めながら、ふわりふわりと宙に浮かんでいた

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