半数超が「外国人雇用したい」 改正入管法で1万社大調査…不安、課題も山積
更新◆製造業で「雇用している」が4割超
外国人労働者を「雇用していない」は、6027社(構成比58.2%)で6割弱を占めた。次いで、「雇用している」が3134社(同30.3%)、「雇用を検討している」は1192社(同11.5%)。
規模別では、「雇用していない」は大企業が57.3%、中小企業が58.3%とほとんど差がなく、「雇用している」もともに30%台で差はなかった。
業種別では、「雇用している」の最多は製造業で1232社(同42.1%)と唯一、4割を超えた。一方、建設業は「人手不足である」が83.8%と高かったが、外国人労働者の雇用は19.8%にとどまる。建設業は労働環境に加え、過重労働の問題なども背景にあると思われる。
在留資格が拡大した場合、「雇用したい」は5335社(構成比55.3%)、「雇用したくない」は4307社(同44.7%)だった。
◆単純労働の雇用需要はまだ企業に浸透せず
業種別では、「雇用したい」は金融・保険業、不動産業が約4割にとどまり、他の業種に比べて低かった。
拡充される単純労働者の雇用需要は、現状はまだ企業に浸透していないことがうかがえる。
人手の充足別でみると、「雇用したい」は人手不足で4173社(同62.0%)と、6割を超えた。
現在の雇用状況別でみると、「雇用している」企業では「雇用したい」が8割超と前向きな姿勢がみられた。
「雇用したくない」と回答した4307社にその理由を尋ねたところ、4274社から回答を得た。「社内の受入体制が整っていない」が2499社(構成比58.4%)で最も多い。次いで、「任せられる職務がない・少ない」が2043社(同47.8%)、「文化の違い」が1763社(同41.2%)だった。また、住宅確保や行政の支援なども浮かび上がっている。
