フィンテック群雄割拠~潮流を読む
「海外送金」がブレイク間近?〈前編〉 革新的サービスで労働者も笑顔
甲斐真一郎
恐らく日本人でこのサービスを使ったことがある人は多くはないでしょう。これは、今回のテーマである「海外送金」の機能を持ったサービスなのですが、世界中で愛用されるフィンテックを代表するサービスの1つにまでなっています。評価されているポイントは、安い手数料で海外送金ができてしまう点、迅速な送金が可能な点、簡単に使える点などが挙げられます。
外国人労働者、移民の多いイギリスやアメリカなどでは、このサービスが彼らのニーズにマッチして、大変な人気となっているのです。
トランスファーワイズは会社としても急成長を遂げており、2017年の売上高は前年の4倍近い1億5100万ドルを記録。世界で約300万人が利用しているといわれます。
目の付けどころは海外送金の高い手数料
どういうことかと言うと、もともとの海外送金には、非常に高い手数料がかかっていました。今も日本から海外へ送金をしようとすれば、高い手数料を取られてしまいます。ちょっとお金を送りたいと考えただけでも、信じられないような手数料がかかってしまう。
例えば、アメリカに10万円を送金しようとすると、銀行にもよりますが、4750円も送金手数料がかかってしまうのです。(※楽天銀行・海外送金シミュレーターで2019年4月1日に計算)
ただ、これだけ送金手数料がかかるにもそれなりの理由があります。