大学系列校を選ぶ際の注意点
議論が情緒的、直感的になりすぎないよう、あらかじめ、大学(理科系学部・学科)合格までの進路を場合分けしておくことにする。
Aコース:中学受験⇒中高一貫進学校⇒大学受験
A'コース:中学受験⇒中高一貫大学系列校⇒内部推薦
Bコース:公立中学⇒高校受験⇒中高一貫進学校⇒大学受験
B'コース:公立中学⇒高校受験⇒(中高一貫)大学系列校⇒内部推薦
Cコース:公立中学⇒高校受験⇒附属中・大学のない私立高校⇒大学受験
Dコース:公立中学⇒高校受験⇒公立高校⇒大学受験
A’とB’に関しては、基本、大学系列校に入ってからの成績次第であるので、今回の議論の対象からは外してしまってもよいだろう。ただし、後の議論でより重要な観点になるため、以下の点には、あらかじめ言及しておいたほうがよさそうだ。
〈1〉中学受験(4教科)と私立高校受験(3科目受験/首都圏)とで、理科系科目のウェイトを比較すると、中学受験では「算数+理科」の配点が大概5割であるのに対して、私立高校受験では数学の配点は3分の1となり、理科系科目が得意な子供にとっては中学受験のほうが与しやすい傾向にある。英語が苦手になりそうな子供であればなおのこと、高学年(小4~5)になる前に一度は見極めておきたいところだ。
〈2〉B’コースの場合、定期テスト対策以外には理科にまともに取り組んだことがないまま中高一貫校に編入することになるため、中学受験時にきちんと理科に取り組んだ内部進学組と比べると、理科は後方からのスタートになる。