クルマ三昧

まずまずの初対面?…美声の「ベンツ嬢」とは密な関係になれそうな予感

木下隆之
木下隆之

 ラフな日常会話も認識

 MBUXの音声認識機能の特徴は、自然な言語を理解してくれることだ。「温度設定を25度にしてください」などと正確な言葉ではなく、「暑い」と言えば理解してくれる。正しい日本語で語り掛けずとも、ラフな日常会話を認識してくれるのはありがたい。

 ただ、僕の滑舌が悪いのか、コミュニケーションが混乱したのも事実。「ラジオのボリュームを上げてください」と言ったつもりなのに、この猛暑日の最中「温度を25度に設定します」とやられてイライラしたりもした。会話の中で「メルセデス」という単語を発しただけなのに、「どうぞお話しください」と言われて慌てた事もあった。NHKアナウンサーのように教科書どおりの文法である必要はないが、滑舌だけは整える必要がありそうだ。

 目的地設定もお見事である。「品川駅」と叫べば、「品川駅セブンイレブン」や「品川駅立ち食いソバ」を候補に上げてくれた。その候補の中から希望の目的地を選べばいい。もちろん指示は言葉で済む。「FMヨコハマをお願いします」と伝えたら、FMヨコハマ本社ではなく、周波数をアジャストしてくれたのには驚かされた。そのときも僕が目的地ではなく選局を求めていたことを察知してくれたのである。

 クラウドからの情報を取り入れるようで、イマドキの若者言葉も学ぶという。AIによる学習機能まで備わっているから、オーナーの言葉の特徴も蓄積していくという。これはもう私設秘書である。

 データの蓄積により、例えばある時間帯になれば決まった音楽を流してくれるようになるというし、いつもの帰宅時間になれば、「帰るコール」を促してくれるという。自分の好みも都合も理解してくれるようになる。まさに気の利く彼女か有能なセクレタリーである。

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