SankeiBiz for mobile

英王室も盗聴の標的に。英ニューズ紙、ウィリアム王子が結婚前のキャサリン妃の留守電メッセージまで盗聴…

ニュースカテゴリ:EX CONTENTSの国際

英王室も盗聴の標的に。英ニューズ紙、ウィリアム王子が結婚前のキャサリン妃の留守電メッセージまで盗聴…

更新

北アイルランドのベルファストで演劇を鑑賞するウィリアム王子(左)と結婚前のキャサリン妃、ケイト・ミドルトンさん。盗聴事件で廃刊となった英紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの記者らの盗聴は王室にも及んでいた=2011年3月9日、英国(ロイター=共同)  英王室のウィリアム王子(31)が結婚前のキャサリン妃(31)の留守番電話に残したメッセージが、盗聴事件を起こして2011年に廃刊となった英大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの記者らによって盗聴されていたことが12月19日、ニューズ紙の盗聴事件に関する公判で明らかになった。王子が彼女のことを「ベイビー」と呼んだり、弟のヘンリー王子(29)をからかったりする極めてプライベートな内容。王室への盗聴被害が法廷で明かされたのは初めてで、今回の盗聴事件の根深さが露呈(ろてい)した形だ。

 記事に使用、裁判で判明

 英紙ガーディアンや英BBC放送、米CNNテレビ(いずれも電子版)などによると、06年8月、警察がニューズ紙の王室担当編集者、クライブ・グッドマン記者(56)と、ニューズ紙が雇った探偵グレン・マルケア氏(43)の自宅からこれらのメッセージの録音テープを押収。

 このテープのコピーが証拠として19日、初提出された。2人は盗聴の罪を認め、禁錮刑を受けている。

 ウィリアム王子とキャサリン妃は11年4月に結婚したが、メッセージはいずれも結婚前のもので、例えばウィリアム王子が陸軍士官学校時代の06年1月26日には「ハイ、ベイビー。ごめんよ。ちょうど今、夜間訓練から戻ってきたところだよ」と呼びかけたあと「訓練基地内の森で人影を追いかけて走っていたら、ホントに恥ずかしいんだけど、待ち伏せしていた他の部隊から空包射撃を受けそうになったよ」などと告白。「翌日も訓練があると思うが、自分の携帯電話が持てるようになると思うんで、大胆なテキストメッセージを送るよ」と話したり、狩猟に行く計画を説明したりした。

 これらの内容を盗聴したグッドマン記者が当時の上司に電子メールで報告。グッドマン記者は盗聴内容をニューズ紙の名物コラムで紹介するなどした。

 また裁判では、ヘンリー王子の電話も盗聴されていたことが発覚した。

 王子が弟のヘンリー王子の当時のガールフレンド、チェルシー・デイビーさん(28)を装い、女性のような甲高い声で「私はチェルシーよ!」と呼びかけ「あなたがいなくてとても寂しいとだけ伝えたかったの。あなたは私がこれまで会った中でもっともハンサムな赤毛の人よ」などとふざけていた。

 この盗聴内容は06年4月9日付のニューズ紙が、クラブでストリッパーと戯れるヘンリー王子にデイビーさんが激怒したという記事内で使った。

 メディアに深い傷

 1843年10月、ロンドンで創刊されたニューズ紙は毎週日曜日発行のタブロイド紙で、69年、実業家のルパート・マードック氏(82)率いるニューズ・コーポレーションが買収。2002年には発行部数約380万部を誇った。

 しかし09年7月、盗聴事件が発覚。当時の編集長でデービッド・キャメロン首相(47)の元主任報道官、アンディ・クルソン容疑者(45)が11年7月、電話盗聴などの疑いで逮捕され、直後に廃刊となった。しかし、王室まで巻き込む盗聴事件は英メディアに深い傷を残したままだ。(SANKEI EXPRESS

ランキング