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男性社会で働く女性 うれしかった 「福家警部補の挨拶」で民放初主演 檀れいさんインタビュー

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男性社会で働く女性 うれしかった 「福家警部補の挨拶」で民放初主演 檀れいさんインタビュー

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 【TVスクエア】

 事件を解決したいと思ったら寝る間を惜しんで突っ走る猪突(ちょとつ)猛進型-。

 「自分と似ている。宝塚時代、自主稽古していて、気がつくと午前3、4時にレッスン室で倒れ込むように寝ちゃって…役を作り上げていくときに脇目もふらず、という“事件”はあった。今は緩やかになっていますけど」

 猪突猛進型の刑事役

 女優の檀れい(42)は苦笑いしながら、宝塚歌劇団時代(娘役トップ)を懐かしく振り返る。1月14日スタートのフジテレビ系「福家警部補の挨拶」(火曜後9・00)で民放連続ドラマに初主演する。初めての刑事役となる“初”づくしの作品。それも一風変わった女性刑事なのだ。

 「これまでは耐える女が多く、キャリアウーマンといった役の経験が私自身少なかったのですが、今回は男の人にまざってガンガンと仕事をする女性。そこがうれしかったです」

 犯人にとってはしつこくて、うっとうしい存在。おまけに、着ている服が、ある時はパンツルックにカーキ色のダッフル、マフラーを巻いてメガネもかけているという“ダサ”さ。ドラマは、犯人を先に明らかにする「倒叙ミステリー」という形式だけに、まさに“女コロンボ”なのだ。

 「もっさりした感じ出てる」

 「常に事件のことが頭にあって着替えも忘れるくらいの女性。もっさりした感じが出ていると思う。バッグも斜め掛けです」心から役作りを楽しんでいるようだ。しかし、そんな格好をしても、宝塚時代の中国公演で“楊貴妃の再来”と騒がれたほどの美貌の持ち主。そうは見えないところが檀の檀たるゆえんだ。私生活では、歌手で俳優の及川光博夫人でもある。

 檀演じる福家とは相いれない堅物の上司には、初顔合わせとなる稲垣吾郎(SMAP)。いわば、貫禄の警部像を披露するが、檀については「木村(拓哉)君の『武士の一分』で知ったけど、(ビールの)CMだとはしゃいでいらっしゃるし、何だかミステリアスな女優さんだなと思っていた。世の中の人たちもいろんなイメージを持っていらっしゃるんじゃないかな。そんな中での“ニューヒロイン”誕生という印象」と語る。

 さらに、鑑識係には柄本明・角替(つのがえ)和枝夫妻の次男で、味わいのある演技が定評の柄本時生(ときお)。2人が福家の無理難題に振り回されながらも事件解決に前進していく様子が、何だかすがすがしい。男性社会でガツガツと働く檀の演技、必見だろう。(松本明子/SANKEI EXPRESS

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