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聴きたい人の支援でCD制作 la la larks
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5人組、la_la_larks(ラ_ラ_ラークス、提供写真) la la larksは豪華メンバーで結成されたバンドだ。ボーカルは元school food punishmentの内村友美、キーボードでリーダーはいきものがかりなどのプロデュースを手掛ける江口亮、ギターはLOST IN TIMEの三井律郎、ベースはSadsのクボタケイスケ、ドラムは元Go!Go!7188のターキーで、10年以上のキャリアやメジャーレーベルでの経験、日本武道館のステージを経験してきたメンバーらで構成されている。
インディーズもメジャーも経験してきたメンバーだけに、業界の慣習などにとらわれず自由で純粋な活動スタイルを模索しているのが特徴的だ。例えば、レコード会社との契約やCDセールスにはプライオリティーを置かず、ライブやライブ会場でのグッズ販売など、ファンと直接やり取りができる活動をメーンにしている。
また、様変わりしつつある音楽を取り巻く環境に、今までの音楽パッケージスタイルが必ずしも一番いいとは言えないのではないか、という考えを抱いていて、以前、江口から話を聞いていたとき、「CDって、この先あるんですか?」と逆に問いかけられたこともある。音楽を届ける方法はもっと自由であっていいはずで、変革の時を迎えていると感じているという。
そんな彼らと、私が担当しているラジオ番組がコラボレーションをして楽曲を制作するという企画が持ち上がった。それを音源化することを考えた際、聴いている人と直接つながってバンドが音源を届ける、という理想を形にできないか?という話になった。
聴きたい人がアーティストに直接お金を払い、音源を手に入れる。それを形にするためにFMラジオ局J-WAVEがクラウドファンディングとしてプロジェクトを立ち上げた。
楽曲のレコーディング費用、パッケージデザインからCDプレス、梱包と発送まですべての必要費用を算出し、それを聴きたい、プロジェクトを実現させたいというサポーターの支援で賄う。支援した金額に応じて、CDだけでなく、メンバーのサインやブックレットへの名前のクレジット記入など、プレミアム感のある見返りが手に入る。
こうした音楽でのクラウドファンディングは、海外、特にアメリカを中心に、ここ数年活性化されているという。作り手と聴き手を直接結ぶことができる理想的なCD制作プロジェクト、興味のある人はぜひWEBサイトを見てほしい。(音楽評論家 藤田琢己/SANKEI EXPRESS)