ニュースカテゴリ:EX CONTENTS
スポーツ
【モーグル】メダルへ 先陣・上村「いい準備できた」
更新
2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google ソチ五輪は2月7日の開会式を前に6日から一部競技が始まり、幕が開く。6日のフリースタイルスキー女子モーグル予選には、日本女子最多タイの5度目となる冬季五輪で悲願のメダルを目指す34歳の上村愛子(北野建設)が登場する。(2月)4日の公式練習ではコースを入念にチェック。「かなり難しい。気が抜けない」と、気を引き締めた。
ソチは、昨年(2013年)2月に五輪のテスト大会を兼ねて行われたワールドカップ(W杯)で3位に入った、上村にとっては験のいいコース。ところが、本番用に整備されたコースは一変した。雪質が硬くなり、コブの大きさや間隔にもばらつきが目立ち、「ずっと同じリズムでは滑れない」という。
関係者からは、「エアよりターンを重視する傾向にある地元ロシアを有利にする思惑では」といぶかる声も。
それでも、上村は「いい準備ができた」と、静かに手応えを口にした。
モーグルで里谷多英(さとや・たえ)が冬季五輪日本女子初の金メダルを獲得した1998年の長野大会に初出場。これまで過去4大会は7、6、5、4位。2010年バンクーバー大会は、前年に福島県猪苗代町で行われた世界選手権のチャンピオンとして出場し、金メダル候補にも挙げられた。
だが、表彰台も逃し、「何でこんなに一段一段なんだろう」と、1つずつしか上げられない順位に悔し涙を流した。五輪後は「一度立ち止まって考えたい」と、1年間の休養に入る。
「メダルを持っていって、支えてくれた人にありがとうを言いたい」という強い思いから、11年4月に復帰を宣言。夫でトリノ五輪アルペンスキー回転4位の皆川賢太郎(36)にも支えられ、肉体改造に取り組んだ。今季前には、「今ならソチを目指すと言える」と、納得できる状態にまで仕上げた。
今季W杯は6戦で3位が1度だけだが、「5度目なので落ち着いて迎えられた」というベテランは、本番を見据えて焦らず調整してきた。ここまで実戦では見せていない、高得点を望める大技“コークスクリュー”にも、「挑戦することは楽しい」と、5季ぶりに取り組んでいる。
「(次の韓国・平昌大会は)考えていない。応援している」と笑う。ソチは悲願達成のラストチャンスだ。
「自分の滑りができたら結果は後からついてくる。その先にメダルがあれば仲間と喜べる」
順序通りにあと1つ順位を上げれば、メダルに手が届く。
≪きょう競技開始≫
フリースタイルスキー女子モーグル予選は2月6日午後6時(日本時間午後11時)に開始。新種目のフィギュアスケート団体は午後7時半(日本時間7日午前0時半)にスタートし、男子ショートプログラム(SP)の最終の10番目に羽生結弦(ANA)が登場する。
スノーボード・スロープスタイルは6日午前10時(日本時間6日午後3時)に予選が始まり、日本勢の先陣を切って男子の角野友基(日産X-TRAIL)が臨む。(SANKEI EXPRESS (動画))