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【花千代のビューティー・フラワーズ】人気のエアープランツでオブジェ風アレンジ
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(手順1)「チランジア_キセログラフィカ」の根本に添え木をして、ワイヤで固定しフローラルテープを巻く(花千代さん提供) 寒い日が続きますね。私が暮らす東京では、2度にわたる大雪で余寒が長引いていますが、そろそろ、桃の開花など春のきざしを感じられるようになってきました。
まもなく3月。ひな祭りの桃のお飾りを楽しむ前に、写真のようにインパクトあるアレンジはいかがでしょうか。今回は、季節を問わず人気のある「エアープランツ」をメーンにしたアレンジをご紹介します。その大きさからエアープランツの王様ともいわれ、シャープな葉が流線を描いて伸びる「チランジア キセログラフィカ」と、細かい葉の集合体で流れるラインが魅力の「チランジア ウスネオイデス」というまったく違うタイプ2種を組み合わせてみました。
エアープランツは、その名の通り、空気中から水分を吸収するため、土に根を生やさない状態で、ある程度は生きていけるユニークな植物です。アメリカ南部、中南米など、乾燥した土地が原産。とはいえ、実際にアレンジを飾って楽しむには、週に1、2度、霧吹きで水分を与えてあげるのが長持ちさせるコツです。
今回は一般的な据え置き型の花器を使いましたが、土を使わないため、壁掛け型のアレンジなどにも向きますし、ワイヤなどを使って天井からつり下げたり、鏡のフレームの上に乗せてインテリアのアクセントにしたり…と単体でも、いろいろなアイデアに挑戦できる面白さがある植物です。
「チランジア キセログラフィカ」は育つと最大直径60センチぐらいにもなります。葉は銀色に輝き、シックな趣。今回は花と組み合わせてより高度なアレンジにしてみました。
エアープランツの迫力に負けない存在感のある蘭「パフィオ」をぶつけて、その形の面白さを対比させています。根元のおさえに使った花は八重咲きの「トルコキキョウ」でシックな紫色がアレンジ全体を引き締める効果をもたらしています。
仕上げに、「チランジア ウスネオイデス」を花の上に流れるようにあしらいます。エアープランツの2種づかいというのは面白いと思います。
今回は銀色のモダンな花器を使いましたが、逆に備前焼など土ものの焼きしめの器ですとモダンな和のオブジェのような印象になり、プラスチックの鮮やかな色の鉢カバーなどを使えばポップな印象になったりと、器のもたらす効果が出やすいアレンジといえるでしょう。
「チランジア キセログラフィカ」のように茎がなかったり、短い植物には、添え木をしてしっかりオアシスに挿しやすくします。添え木は焼き鳥用の串などでも代用できると思います。(フラワー・アーティスト 花千代/SANKEI EXPRESS (動画))
ブログ「花千代のHAPPY FLOWER LIFE」 http://hanachiyo.kireiblog.excite.co.jp/
■コラボはいつもわくわく!
イタリアのラグジュアリーブランドエトロ(ETRO)と写真家の蜷川実花さんがコラボレーション! 新作バッグ「Eden(エデン)」のレセプションで蜷川さんと。私も4年前から女性誌で蜷川さん撮影×花千代のフラワーワークでコラボレーションしているので、将来何か蜷川さんと世界的ブランドでビッグコラボができたら!と夢が広がるのでした☆