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【鎌倉海びより】春の光、冬の風
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たくさんの人がその夕日を撮ろうと砂浜でカメラを構えている=2014年3月9日、神奈川県鎌倉市の由比ガ浜 もうすぐお彼岸ですね。午後6時近くになり、日が沈んだ後でも、海辺の空はしばらく明るくなっている。風は相変わらず冷たいとはいえ、この光に誘われて砂浜に出る人の数もかなり増えてきた。
暑さ寒さも彼岸までとは本当によく言ったものだと改めて思う。例年になく長く、そして厳しかった冬ももうひと息だろう。3月9日。日曜の午後5時を少し回った頃にぶらっと由比ガ浜の海岸に出ると、遠浅の海岸から見える山の端に日が沈むところだった。たくさんの人がその夕日を撮ろうと砂浜でカメラを構えている。
東日本大震災があった3・11は鎌倉のしらす漁解禁の日でもある。厳しい冬と希望の春がせめぎあう。前回も紹介したが、被災地の困難な現実を思いつつ、復興を願い、鶴岡八幡宮では神道、仏教、キリスト教合同の東日本大震災追悼・復興祈願祭が今年も11日に執り行われた。
3月3日には鎌倉市内にある由比ガ浜、材木座、腰越の3つの海水浴場の愛称募集も始まっている。3海水浴場に共通の愛称を付ける権利(ネーミングライツ)は2013年度から10年間、年額1200万円で地元企業の豊島屋が保有している。
ただし、鳩サブレーで有名な豊島屋には企業名や商品名を付ける意図はなく、歴史ある鎌倉の海水浴場がたくさんの人に愛されるような名前にしたいということで、海水浴場開設者の鎌倉市と協力して公募で愛称を決めることになった。締め切りは3月28日(金)消印有効。5月に由比ガ浜海岸で開かれる鎌倉ビーチフェスタの会場で結果が発表される。おお、冬から春を通り越して気分はもう夏…でもないか。
応募資格は「鎌倉の海を愛する人なら誰でも」という。どんな名前になるか楽しみですね。(編集委員 宮田一雄/SANKEI EXPRESS)