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「ジャッカス クソジジイのアメリカ横断チン道中」J・ノックスビルさんインタビュー
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「アカデミー賞でメーキャップ・ヘアスタイリング賞にノミネートされました。僕の方がびっくりしました」と語る、俳優のジョニー・ノックスビルさん=2014年3月25日、東京都港区(野村成次撮影) □映画「ジャッカス クソジジイのアメリカ横断チン道中」
過激なイタズラを仕掛け、一般市民をドッキリさせる米MTVの人気番組「jackass」の劇場版4作目「ジャッカス クソジジイのアメリカ横断チン道中」。体を張った演技を武器とするジョニー・ノックスビル(43)が老人に扮し、イタズラの限りを尽くすという番組の人気企画を映画化したものだ。脚本、製作、原案も担ったノックスビルはEXの取材に「イタズラ好きの老人こと、アーヴィン・ジスマンは、これまで自分が演じたキャラクターの中でも大好きなものだし、実際、ファンも多いから、2011年ごろ、ちょっと映画にしてみようかと思ったんだ」と語った。
物語はタイトルそのまま。86歳のアーヴィン(ノックスビル)と8歳の生意気な孫、ビリー(ジャクソン・ニコール)が旅の途中で繰り広げる数々のイタズラを面白おかしく描く、相も変わらず“悪趣味”な仕上がりとなっている。
アーヴィンはノックスビルが理想とする老人像かと思えば、意外にも正反対の答えが返ってきた。「確かにあれだけ世の中に強気でいられるのはうらやましい。でも、僕にだって道徳というか、常識がある。8歳の孫と一緒にビールなど飲まないですよ。もちろん孫が成人すれば話は別ですがね」。常識人、ノックスビルをさらに印象づけようとしたのかは定かでないが、感動のラストを準備したことを明かしたうえで、「作品はおじいちゃんと孫のラブストーリーなんですよ。だから観客に感情移入してもらうためにも、ハートフルな部分が欲しかった。もうイタズラは十分過ぎるくらいファンに提供してきましたからね」と言葉を継いだ。
とはいうものの、ノックスビルは撮影中に一般の人々をだまして、驚かし、それを撮影する行為にためらいはないのだろうか。「確かに葬儀中に地面に死者を落っことしてしまうシーンについては、何も知らずに参列してくれた素人の出演者たちに申し訳なく思っています。彼らは私たちが参列を頼んだ葬儀関係者なんですよ。『死者は家族も友達もいない孤独な方だから』といった具合にお願いしましてね」。ノックスビルは撮影後に「どっきりさせるつもりでした」と事情を説明したところ、全員は怒らなかったばかりか、ハグして歓迎してくれたそうだ。
生来のイタズラ好きは、ノックスビルの父親譲りだという。「会社経営者の父親は、従業員たちに下剤入りのミルクセーキを飲ませて仰天させることなど朝飯前でした。従業員2人に大勢の同僚たちの前でけんかするふりをさせて、空砲の拳銃で撃ち合いをさせ、パニックにさせたりとかね」。次はどんな笑いをお茶の間や映画ファンに提供しようか。いつも気心の知れたクルーたちと知恵を絞る日々だという。公開中。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:野村成次/SANKEI EXPRESS)