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どんでん返しの連続、面白い 映画「俺たちの明日」 大東駿介さんインタビュー
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「アクションシーンが多いけれど、心の痛みもしっかりと伝わる演技を心がけました」と語る、俳優の大東(だいとう)駿介さん=2014年2月24日、東京都港区(伴龍二撮影) どん底の人生を歩んできた8人の男たちが繰り広げる友情、裏切り、はかない夢を描いた密室劇「俺たちの明日」(中島良監督)。「EXILE」のパフォーマー、眞木大輔(38)ふんする盗人の親玉の参謀格として登場するのが大東(だいとう)駿介(28)だ。「撮影途中に脚本が書き足されていくテレビドラマとは違い、最初から最後まできっちりと書き込まれているのが映画の特徴です。一つの映画作品をじっくりと味わうという意味で、この作品はどんでん返しの連続ですから、特に面白いと思いますよ」。大東は密室劇の魅力を語った。
盗みのプロ、龍(眞木)は、仲間のトシ(大東)とタカシ(中尾明慶(あきよし))を連れて、闇の商売に手を染めている質屋に押し入り、最後の仕事を片づけようとした。龍の狙いは宝石や高級バッグといった類いのものではなく、「心の一番奥深くにある願いをかなえてくれる」とうわさされる「伝説の金貨」。ところが質屋には、店主(武田真治(しんじ))、所轄のベテラン刑事(平田満)ら、それぞれ違った思惑を持つ男たちが次々と登場し、想定外の事態が起こる。
誰が敵で、誰が味方なのかすら、皆目見当がつかなくなり、八方塞がりの状況に追い込まれるトシたちに、大東はシンパシーを感じるそうだ。
「僕だって日々、八方塞がりな状況を山ほど抱えています。常に何かに追いつめられている感じですね。映画だから分かりやすく描かれていますが、今は追いつめられた状況が見えにくい時代だと思うんです。例えば、自分はどうやって生きていくべきなのかといった問いかけです」。欲しいと思ったものはあらかた手に入る現代の日本にあって、大東が大切に考えているのは、「いかに自分だけにしか手に入れられない、かけがえのないものを見つけていくかということ」。それが八方塞がりを打開する特効薬だと考えている。
むしろ、自分を追い詰めるぐらいでなければいけないとも思えるそうだ。「自分を追い詰めなければ、仕事をしていても面白くないでしょう。ただ誰でもできる仕事を普通にこなしていったとしても、誰もそんな人を尊敬しないし、僕はそんな人と一緒に仕事したくはありませんよ」。公開中。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:伴龍二/SANKEI EXPRESS)