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世界の渡辺謙さん、新たな舞台はブロードウェー 「王様と私」主演

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世界の渡辺謙さん、新たな舞台はブロードウェー 「王様と私」主演

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 日本と米ハリウッドを股にかけて活躍する俳優、渡辺謙さん(54)が今度は、ニューヨークのブロードウェーでミュージカルの主役を務めることになった。制作側がリンカーン劇場で6月30日発表した。来春に上演される名作ミュージカル「王様と私」で、1860年代のタイを舞台に英国人女性とひかれ合っていく国王を演じる。映画「ラストサムライ」(2003年)で、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、現在公開中の「ゴジラ」にも主要キャストで出演するなど、ハリウッド俳優として存在感を示す渡辺さんが、ブロードウェーにデビューし新たなステージに挑む。

 相手役はケリー・オハラ

 米エンターテインメント業界紙、デイリー・バラエティーや米紙ニューヨーク・タイムズなどが一斉に報じた。

 「王様と私」は1951年にブロードウェーで初演され、これまでリバイバルで3回上演された名作。56年にはハリウッドで映画化もされ、ロシア出身の名優ユル・ブリンナーさん(1920~85年)が国王を演じ、アカデミー賞の主演男優賞を獲得した。今回の上演は19年ぶりのリバイバルとなる。

 来年の3月12日にビビアン・ビューモント劇場でお披露目公演を行ったあと、4月16日から正式公演が開幕する。

 物語は、1860年代のタイ王国を舞台に、王室で王子や王女に英語と西洋の生活習慣を教える教育係を務めることになった英国人未亡人アンナと国王が、文化の違いによる衝突を繰り返しながら、次第に引かれ合っていくというもの。

 相手役のアンナは、米演劇界で最も権威のあるトニー賞に5回ノミネートされた女優、ケリー・オハラさん(38)が演じ、舞台監督は「南太平洋」(2008年)などで計5回トニー賞候補となったベテラン、バートレット・シャーさん(55)が務める。

 歌唱力にも定評

 ブロードウェーの舞台では、1958年に上演された「フラワー・ドラム・ソング」で中国系米国人を演じたナンシー梅木さん(1929~2007年)が、日本人として初めて主役を務めた。梅木さんは50年代に米国に渡り、ジャズ歌手として活躍し女優としても映画「サヨナラ」(1957年)で東洋人俳優として初のアカデミー賞(助演女優賞)を受賞した。

 その後、歌舞伎俳優の松本幸四郎さん(71)が、六代目市川染五郎時代の70年に「ラ・マンチャの男」で主役を務めた。2012年には女優の米倉涼子さん(38)が、人気ミュージカル「シカゴ」で主人公ロキシーを演じ、女優として梅木さん以来の快挙として、話題になった。

 渡辺さんは1987年に、NHKの大河ドラマ「独眼竜政宗」で主人公の伊達政宗を熱演。大河史上最高の平均視聴率39.7%をたたき出し、国民的人気俳優となった。その後、「ラストサムライ」でハリウッド進出を果たし、クリント・イーストウッド監督(84)の「硫黄島からの手紙」(2006年)のほか、「バットマンビギンズ」(05年)や「インセプション」(10年)などの大作に次々と出演している。

 実は歌手としてシングル、アルバムを出したこともあり、歌唱力にも定評がある。世界の“Ken Watanabe”は、活躍の舞台をさらに広げようとしている。(SANKEI EXPRESS

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