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米フロリダ「ハリポタの世界」第2弾 USJより「一足お先」 横丁再現

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米フロリダ「ハリポタの世界」第2弾 USJより「一足お先」 横丁再現

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米フロリダ州オーランド  米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)では7月15日から、ハリウッドの大ヒット映画シリーズ「ハリー・ポッター」の世界を再現した新エリアがオープンする。本家となる米国では2010年、フロリダ州にある巨大リゾート施設「ユニバーサル・オーランド・リゾート」内の大型テーマパーク「アイランズ・オブ・アドベンチャー(IOA)」に「ハリー・ポッターの魔法の世界-ホグズミード」がオープンしたが、連日、大行列ができる人気ぶりだ。

 さらに、現地時間の(7月)8日には、ハリポタ・エリアの第2弾となる「ダイアゴン横丁」がIOAに隣接する「ユニバーサル・スタジオ・フロリダ」(USF)にオープンする。居酒屋(パブ)の「漏れ鍋」や、魔法界唯一の銀行である「グリンゴッツ魔法銀行」など、映画に登場する飲食店やショップが忠実に再現されており、ハリポタ人気を加速させそうだ。

 ≪呪文唱えて杖を振ると… 「魔法」も体験≫

 ハリポタに登場する「ダイアゴン横丁」は、魔法使いや魔女に必要なありとあらゆる魔法道具を売っている横丁。今回オープンする新テーマパークは、映画で目にした古風な石畳の道が連なるこの横丁の街並みや、こうしたお店の数々を忠実に再現している。

 ハリポタの映画で実際にセットや小道具のデザイン・製作を担当したチームが手掛けているとあって、グリンゴッツ魔法銀行の屋根の上でドラゴンが15分ごとに本物の火を噴くなど、まさに映画の世界さながら。総工費も約4億ドル(約400億円)といい、驚くべきリアルさと同時に、その本気ぶりが伝わってくる。

 そんな新テーマパークの目玉アトラクション(遊戯施設)のひとつが、ジェットコースターと最新の3D(3次元)映像を組み合わせた「グリンゴッツからの脱出」だ。

 電子制御で動くリアルなゴブリン(小鬼)たちがあくせく働く魔法銀行のロビーを通り、この銀行に勤務する魔法使い、ビル・ウィーズリーのオフィスを通過。さらにエレベーターで地下深く潜り、深い洞窟にある金庫を探検する体験ができる。

 映画でもおなじみの杖(つえ)の老舗専門店「オリバンダー杖店」で杖を購入すれば、魔法の練習もできる。「ダイアゴン横丁」には杖の動かし方と呪文を記した金属板が石畳のあちこちに埋め込まれており、その場所に行き、指示通り呪文を唱えて杖を振ると、予期せぬ“魔法”が体験できるという。

 この横丁とIOAのハリポタのテーマパーク内にある「ホグズミード村」を約4分で結ぶ「ホグワーツ特急」も運行。土産物店では魔法学校ホグワーツの制服や魔法のほうきなどが売られ、いたずら用品専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」では「鼻血ヌルヌル・ヌガー」や「気絶キャンディ」「発熱ヌガー」「ゲーゲー・トローチ」といった原作に登場したいたずらお菓子も販売される。

 居酒屋「漏れ鍋」では横丁特製ビールや「穴の中のヒキガエル」(ソーセージグリル)といった楽しいメニューも。とりわけアイスクリーム店で販売する「バタービール・アイスクリーム」は人気を集めそうだ。(EX編集部/撮影:AP、ロイター/SANKEI EXPRESS

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