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トリンプ50周年 社長インタビュー 「天使のブラ(R) 極上の谷間」 お客さま本位を徹底

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トリンプ50周年 社長インタビュー 「天使のブラ(R) 極上の谷間」 お客さま本位を徹底

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「グローバルな業界におけるサービスリーダーをめざす」と語る、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの土居健人(どい・けんと)社長=2014年9月18日(ニュースペース・コム撮影)  創立50周年を迎える下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパン(東京都中央区)。記念の年の新商品「天使のブラ(R) 極上の谷間」は好感度が高い女優、篠原涼子さんの話題のCMもあって前年比200%の売り上げを記録。9月4日に発売したアニバーサリーデザインも好調な売れ行きだ。女性の心をつかんだのは商品力だけではない。そこには「サービスリーダー」をめざし、売り場を含むあらゆる接点でお客さま本位を徹底する企業姿勢がある。

 トリンプはインティメイトアパレルでは世界最大級の120カ国に販売拠点をもつグローバル企業。トリンプ・インターナショナル・ジャパンも今年10月10日で50周年。半世紀前のこの日は、東京オリンピックの開会式の日だった。いまや日本でも専業下着のトップブランドだが、最近は人口減少による市場全体の縮小にくわえ、ユニクロなど総合アパレルの進出もあって競争は厳しい。

 このなかでトリンプは共通ビジョンとして「一人ひとりの自信を高める会社」を掲げる。女性にとって下着は自分に自信をつける一助になるものだ。これについて土居健人(どい・けんと)社長は「一人ひとりのお客さまの体形やスタイルにもっとも合った商品を選んでいただき、より美しくなることによって自信を得て、それで人生に前向きになっていただければ」と話す。

 トリンプは日本では、直営店でのブランドであるアモスタイルとあわせて10代~30代前半ではトップの位置を確立しているが、50代以上の年齢層ではまだまだ開拓の余地がある。土居社長は「これから高齢化社会がさらに進む中でアクティブシニアのシェアをいかに高めるか。もうひとつは、ブラジャーですでに数量シェアは1位だが、これを金額ベースでも実現するため、プレミアム価格帯の商品に力を入れたい」と語る。

 厳しい環境の中で課題をどう解決していくか。土居社長が強調するのが「真のお客さま視点で画期的な改革を次々に進めていく」ことだ。

 「お客さまからのおほめの言葉で共通点をみてみると、売り場ではまず笑顔での接客、ついでこんな悩みまでていねいに聞いてもらって好感を持ったということがあります。お客さまのサイズや悩みを聞いてアドバイスするのは当然です。そこをさらに進めて、こんなことまではムリですよね、とあきらめているような悩みや要望まで聞くことが大切なのです。その潜在ニーズまで行き届くことが本当のサービスだと考えています」

 この9月から、直営店と量販店などの売り場の約2500人の従業員の胸には、お客さまにベストフィットを提案するワッペンがつけられている。日本の女性にはまだまだ下着を試着するのに抵抗感があるが、試着することによってサイズだけではなく、より美しくみせるための的確なアドバイスが可能になるという。50周年のメッセージは「高い品質と究極の着け心地」だ。

 売り場では、商品展示を顧客のニーズに応じてゾーニングするという改革も進めている。これによって滞在時間が長くなり、関連販売も上がっているという。改革は、商品企画から流通、販売、相談室などすべての顧客との接点に及んでいる。世界企業であるトリンプの将来を見すえた戦略目標は、グローバルな業界の「サービスリーダーになろう」というものだ。

 ≪イメージキャラクターに篠原涼子さんを起用し大ヒット≫

 今年上半期(1月~6月)の売り上げはマーケット全体がやや落ち込む中で、前年比4%増を達成、シェアも増大した。牽引(けんいん)したのは20周年のメーンブランド「天使のブラ」シリーズ。「極上の谷間」はトリンプの技術とこだわりを集大成して「手で包み寄せたようなふっくらとした自然な谷間」を実現。年代を問わず女性の好感度が高い41歳、子供2人の人気女優、篠原涼子さんを起用して大ヒットした。

 夏場には、優れた通気性と接触冷感機能で不快感を解消した「スリムライン」を発売。日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトに業界では初めて協賛、公式アイテムに認定された。この効果もあって認定商品のすべてが売り上げアップとなった。

 さらに、秋冬バージョンとして9月4日から50周年記念の「アニバーサリーデザイン」を発売した。よりシックでおしゃれなデザインが篠原さんの新CMとともに再び評判を呼んでいる。これとあわせて、永谷園とコラボレーションした「『冷え知らず』さんの生姜インナー マジ軽ホット」も新発売。遠赤外線放射機能のある天然鉱石を練り込んだ糸の生地に、黒生姜に含まれる成分で加工を施すことで吸湿発熱機能をアップさせたものだ。

 こうした戦略商品とともに、プロモーションでも今年1月からはじめた「LINE」による新規の顧客獲得が成功している。当初480万人の会員だったのが、9月初めの新たなスタンプ配信で710万人に急増。客数や売り上げ増につながっているという。(ニュースペース・コム編集部、写真も/SANKEI EXPRESS

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