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【フィギュア】羽生、日本人初のファイナルV2 けがから完全復活 2種類の4回転決めた

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【フィギュア】羽生、日本人初のファイナルV2 けがから完全復活 2種類の4回転決めた

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 ≪けがから完全復活 2種類の4回転決めた≫

 中国杯の激突事故から1カ月余り。強い羽生が帰ってきた。「オペラ座の怪人」を熱演した4分半の間、氷上で感じたのは「体を駆使できる、最後まで存分に使える幸せ」だったという。「2連覇よりも自分の演技ができたことがうれしい。ほぼ完璧だった」。両手を突き上げ、顔をくしゃくしゃにして心の底から笑った。

 2種類の4回転ジャンプが完全復活への号砲だった。「初めてこんなにきれいに跳んだ」と自賛したサルコー。切れ味抜群のトーループ。さらにスタミナが求められる演技後半に2つのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳ぶ驚異的な構成で得点を重ねた。「ちょっと気が緩んだ」と反省した最後の3回転ルッツの転倒がなければ、フリーで史上初の200点に届く勢いだった。

 けがは癒えたが、今大会は持病の腰痛という別の悩みを抱え、睡眠中の悪化を防ぐためのマットレスや患部のテーピングに頼った。オーサー・コーチから課せられた練習メニューで「もうこんなの嫌だというくらい追い込んだ」との自負が心の支えだった。

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