アンジェリーナ・ジョリーの決断、専門医ら称賛 「信じがたいほど勇敢な行為」
更新卵巣がんへの予防措置として卵巣と卵管の摘出手術を受けた米女優、アンジェリーナ・ジョリーさん(39)の決断を支持する声が欧米の医学関係者の間に広がっている。
卵巣がんは一旦広がると治癒が困難なため、早期対処が重要。一方で、出産のための体の器官を切除することは女性にとってつらい決断であり、専門医の一人はジョリーさんの行動を「信じがたいほど勇敢な行為」と称賛。彼女の告白で遺伝子検査に踏み切る女性が増えることに期待を示している。
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「ジョリーさんの行為は信じがたいほど勇敢な行為だ。(卵巣摘出は女性を強制的に閉経させるが、)閉経についての女性の論議が脚光を浴びるきっかけにもなる」
3月24日付のロイター通信や米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、米ニューヨーク大学ランゴーン医療センターのがんセンターに勤務するマーリーン・メイヤーズ准教授はジョリーさんの決断を強く支持する考えを示した。

