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スリル満点の役 実の兄弟をイメージ タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン 映画「ジュラシック・ワールド」
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「名作シリーズに出演できて跳び上がるほどうれしかった」と語るタイ・シンプキンスさん(左)とニック・ロビンソンさん=2015年7月14日、東京都港区(高橋天地撮影) 次世代のハリウッドを牽引(けんいん)するであろう若手のホープ、ニック・ロビンソン(20)とタイ・シンプキンス(13)が、全米で大ヒット上映中のSFパニック・スリラー「ジュラシック・ワールド」のプロモーションで先日、初来日した。本作はスティーブン・スピルバーグ(68)の大ヒット作品「ジュラシック・パーク」シリーズの4作目にあたり、スピルバーグが製作総指揮を担い、コリン・トレボロウ監督(38)がメガホンをとった。
物語の中で兄弟を演じたロビンソンとシンプキンスは、最初から最後までテーマパークから脱走した恐竜たちに追われ続けるというスリル満点の役どころを振り返り、「脚本を読んですぐに出演したいと思った」と声をそろえた。日本の映画ファンに対しては、ロビンソンは「とてもワクワクする作品。皆さんが恐竜好きになってくれるといいな」と声を弾ませ、シンプキンスは「飛んだり跳ねたりするシーンの連続ですよ。僕は趣味のクロスカントリーで鍛えているので体力的にはへっちゃらでしたけどね」と胸を張った。
《コスタリカ沖に浮かぶとある島に、本物の恐竜が至近距離で見学できる最先端のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」がオープンし、夏休みの親子連れでにぎわっていた。さらなる観客動員をもくろんだ管理部門の総責任者、クレア(ブライス・ダラス・ハワード)は、恐竜行動学のエキスパート、オーウェン(クリス・プラット)の警告を無視して、恐竜の遺伝子操作に手を染め、能力レベルが未知数の新種「インドミナス・レックス」を作り出す。やがて成熟期を迎えたインドミナス・レックスは、高い知能を持ち、凶暴性を発揮。巨大な隔離施設からいとも簡単に逃げ出してしまう。施設内では、クレアのおいっ子の兄弟、ザック(ロビンソン)とグレイ(シンプキンス)が見学していたが、携帯電話がつながらない-》
“恐竜博士”のグレイは、これまで図鑑でしか目にしたことがなかった恐竜たちを目の当たりにして、どうしても施設内をくま無く探検したくて仕方ないといった好奇心旺盛な少年だ。「僕はいわば母のおなかの中にいるときから役が決まっていたような人間です。いろんな作品に出て、いろんな人間を演じることが面白くてたまらない。誰も止めることができない俳優のマシンなんですよ」。米国で名子役として知られるシンプキンスは自分と似たところのあるグレイに親近感を抱き、楽しみながら演じることができたそうだ。
一方、グレイの兄役を演じたロビンソンは「タイはやはり好奇心が旺盛な僕の実の弟とよく似ていました。だからタイと一緒に撮影するときは、自分の実の弟を頭の中でイメージしながら演技をしていたんですよ。タイには役作りをするうえで随分と助けてもらった気がします」と明かした。するとシンプキンスは「僕もそう。ニックを見ながら僕のお兄ちゃんをイメージしていました。ニックはお兄ちゃんに似ていたからな」と割って入り、ロビンソンに謝意を示した。シンプキンスにすれば、ロビンソンはどこか安心感を与えてくれる、物腰の柔らかな長身のお兄さんといった印象らしい。それはプライベートで5人きょうだいの長男でもあるロビンソンが自然と醸し出すオーラともいえそうだ。
2人がもっとも思い出深いシーンに挙げたのは、インドミナス・レックスに断崖絶壁へと追い込まれたザックとグレイがはるか下にある滝つぼに飛び込むシーンだった。「本当は実際に飛び込みたかったんです。お客さんにインパクトを与えるには、危険な形で決めるのがいいかと考えたんですが…」とロビンソン。これには冒険好きなシンプキンスの方が冷静に突っ込みを入れた。「意外と浅いかもしれないでしょう。飛び込んだら岩にぶつかって死ぬんだよ。ニックって変なことを言うときがあるんだよな」。8月5日、全国公開。(高橋天地(たかくに)、写真も/SANKEI EXPRESS)