【垣花正のハッピー日記】高校野球には特別の魅力がある
更新やっぱり高校野球は特別なのかもしれない、とテリー伊藤さんはつぶやきました。
毎朝8時から放送の「あなたとハッピー!」としては、日本中が注目する清宮(きよみや)幸太郎くんの早実の試合が、番組の裏にくるのは好ましいことではないのです。ましてや月曜レギュラー、テリー伊藤さんこそ、早実OBで清宮フィーバーの旗振り役ですから。生放送中に気もそぞろになっちゃうのではないかと(笑)。
たしかに清宮くんが準々決勝の九州国際大付戦で大会2本目のホームランをかっ飛ばしたとき、テリーさんは一瞬絶句(笑)しましたけど、結果的に、リスナーも僕も何か素晴らしい時間を共有できたと感じたんです。
それで冒頭の言葉。プロ野球のひいきのチームを応援しているのとは全く違う高校野球の魅力。若者が躍動している姿。未完成ながら全力で何かに挑む姿勢。プロに進むものも、普通の社会人になるものもいて、仲間がまじり合いながら青春を生きる最後の夏。そこに奇跡のように現れた清宮幸太郎という存在。彼の一打席一打席に魅了されるのは、単にうまいとかすごいとかではなく、何か自分の過ぎ去った「青春」そのものをもう一度見ているような気になるんですね。

