東証続落724円安 景気懸念、欧州に連鎖 金融緩和効果薄く「中国ショック」再燃の恐れ
更新1日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は世界経済の減速懸念が強まって急落し、終値は前日比724円79銭安の1万8165円69銭となった。終値の下げ幅は今年3番目の大きさ。中国の景況感を示す指標の悪化などによりアジアの株式相場が軒並み下落、好材料がなくほぼ全面安となった。欧州市場も大幅に下げ、連鎖的な株安が収まらない。
トルコで4日から開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、株安の震源地となった中国経済の動向について集中的に討議する。世界の景気失速を回避する成果を出せるかに注目が集まりつつある。
円高も進行
一方、株式市場から資金を引き揚げ、国際的に安全な資産とされる円を買う流れが強まり、東京、ロンドン外国為替市場では一時1ドル=119円台まで円高が進んだ。
