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地球の樹木3兆本、従来推定の8倍あった 21世紀から年間150億本喪失

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地球の樹木3兆本、従来推定の8倍あった 21世紀から年間150億本喪失

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 その結果、主に衛星写真に頼った従来の推計では約4000億本とされた樹木数は、実際には3兆400億本もあることが分かった。

 AFP通信などによると、研究チームを率いたエール大学元教授で現在はオランダ・バーヘニンゲンの環境学研究所に所属するトーマス・クラウザー氏は「思いもよらなかったことだが、数兆本レベルに達していることが分かって本当に驚いた。従来の推計値を修正できたことは意義深く、新たに算出された3兆400億という数字と今回確立された算出方法は、今後の環境政策の指針を定めるベースになる」と話している。

 密度高い北方

 樹木密度が最も高い地域は北米やスカンジナビア半島、ロシアの北方にある森林地帯で、全世界の樹木の24%に当たる7500億本が自生。次いで、赤道をまたぐ熱帯・亜熱帯地域に全体の43%の1兆3000億本、22%の6600億本が温帯地域にあることが分かった。

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