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「輝き1等星並み」油井さん宇宙の1カ月満喫

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「輝き1等星並み」油井さん宇宙の1カ月満喫

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 油井亀美也(ゆい・きみや)さん(45)が国際宇宙ステーションに滞在して1カ月余り、順調に仕事をこなしている。最重要任務の一つだった補給機「こうのとり」のキャッチも難なく成功し「1等星並みに輝けたかな」と達成感も口にした。ステーションの暮らしぶりを短文投稿サイトのツイッターでこまめに発信、宇宙ライフも満喫しているようだ。

 「上か下か気にならない」

 「1カ月以上たち、どちらが上でも下でも気にしなくなった。体を回転させながら移動するのも普通だ」と油井さん。滞在3週目のころまでは、地上で訓練した実物大模型と上下逆さまだと「頭に血が上った感覚がして、方向感覚も狂う」と感じていたが、無重力への適応が進んだという。

 太陽の光を浴びて接近する様子を油井さんが「金色の宝箱のようだ」と表現したこうのとりに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は愛媛県産のかんきつ類を詰め込んでいた。生鮮食品の乏しいステーションへのプレゼントで、油井さんは「本当にうれしい。新鮮な果物を送ることができるのは、実はすごいこと」と喜んだ。

 ドッキング後は荷物管理の責任者として積み荷の移送に追われている。

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