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太宰を投影 面白おかしい愛人との「別れ」 舞台「グッドバイ」 仲村トオルさんインタビュー

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太宰を投影 面白おかしい愛人との「別れ」 舞台「グッドバイ」 仲村トオルさんインタビュー

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 仲村は演じる田島に太宰自身を重ね、戦後の時代背景とともに素顔をひもとく。「価値観が180度変わり方向性を失い、善悪の境目も曖昧な時代。田島より悪いことをしていた人も多かった。でも愛人との関係が、いつまで続けられるのかという不安がある。子供はかわいいので、罪悪感を感じずに済む妻子との生活に戻ろうとした」

 田島は財力に知性も備え、女性にもてるが優柔不断。優しいが誠実ではない。「男性が自分の中にあるたくさんのブレーキを外すとこうなる。女性の親切を愛情と勘違いして好きになってしまう。ただ優しさよりましな冷たさもある。もめる前に愛人に『グッドバイ』してあげるべきだった」と仲村は誠実だ。

 コメディー仕立てに

 原作は、太宰が死の直前に書いたとは思えない明るさとユーモアにあふれている。「愛人たちと、そんなにきれいに別れられるわけがない」というおかしさを、KERAはスクリューボール・コメディーに仕立てた。1930年代に制作された米映画「或る夜の出来事」(フランク・キャプラ監督)などに代表される、弾むように場面が展開する恋愛コメディーだ。

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