ノーベル医学・生理学賞に大村智氏 寄生虫病 微生物から福音
更新発見化合物は500種類
大村氏が微生物から発見した化合物は実に約500種類に及んでおり、うち約30種が実用化している。他の研究者から論文が最も多く引用されているのは、77年に別の放線菌から見つけた「スタウロスポリン」という化合物だ。
タンパク質にリン酸を付ける酵素の働きを阻害する物質で、研究用の試薬として広く使われている。91年に発見したタンパク質分解酵素の働きを阻害する「ラクタシスチン」も試薬として実用化されるなど、医療や生命科学の発展に多大な貢献を重ねてきたことが栄誉につながった。(黒田悠希/SANKEI EXPRESS)
90年、日本学士院賞。97年、独ロベルト・コッホ賞。2007年、仏レジオン・ドヌール勲章。12年、文化功労者。14年、ガードナー国際保健賞。
