【プロ野球】鷹、無敗で日本S進出 ヤクルトは「王手」
更新ソフトバンクはポストシーズンで過去に下克上を2度許した3位ロッテを返り討ちにした。現役時代に11度も日本一になった工藤公康(きみやす)監督はレギュラーシーズンで「カードの勝ち越し」と口にした目標を「一つも負けない」と短期決戦仕様に修正。リーグ最速優勝決定後に5勝11敗と精彩を欠いたチームの引き締めを図った。
行方を左右する初戦では大胆な采配で勝負に徹した。今季13勝の武田を五回途中で降板させ、勢いのある千賀(せんが)を投入してピンチを切り抜け、サヨナラ勝ちにつなげた。初戦も第2戦も決勝打を放った主将の4番内川は「シーズンと同じ気持ちでやるのは難しい。その中で自分の力をどう出すか」と大一番へ高めた集中力を見せた。
工藤監督は「選手がCSに向けて練習を積み重ねてくれた。簡単に3連勝したわけではない。日本シリーズの連覇へ、一つも負ける気持ちなく、頑張る」と語った。前身の南海以来59年ぶりにシーズン90勝をマークした分厚い戦力で球団初の連続日本一に挑む。(SANKEI EXPRESS)
