時間というテーマは困難なテストのよう 映画「アクトレス~女たちの舞台~」 ジュリエット・ビノシュさんに聞く
更新どちらかといえばジョアンの立場に近い若者たちに対しては、「若い時は、自分のあらゆる感情、欲求、幻想に浸りながら生きています。でも、どこかの段階で、自分の新たな面を意識するために、それらすべて、特にあらゆる恐怖心を変化させなければなりません。つまり、自分を(エンダースのように)解放するすべを、根気よく見つける必要があるのです」と指摘したうえで、年齢の重ね方について深い考察を求めた。違う視点から自分の感情を俯瞰(ふかん)できるようになると、あまり痛みを感じることなく、自分が抱いた感情に向き合えるようになると、そのメリットも強調した。
ますます強まる探求心
古代ギリシャ三大悲劇詩人の一人、ソフォクレスの悲劇「アンティゴネ」に出演中のビノシュ。1年に及ぶ世界ツアーの真っただ中にあり、より深く人間というものを探究する作品と向き合っている。キャリアを積み重ね、そして自らを解放し、大女優のさらなる高みへの探求心は、ますます強まるばかりだ。10月24日から東京・新宿シネマカリテほかで全国順次公開。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS)



