北欧など飲み頃 温暖化でワイン産地北上
更新逆にスペインやイタリアのワイン農家にとっては受難だ。ハンソンさんは「南欧のワインは糖分が増え過ぎて『アルコールの強いレモネード』みたいになっている」と説明する。スペインでは暑さを避けるため、標高1000メートル級のピレネー山脈の地帯に畑を移す農家もあるという。
ただ、ハンソンさんも、今後ワイン造りを軌道に乗せられるかどうかを判断するには「あと2、3年は様子を見る必要がある」と慎重だ。
ズフレー氏も「年によって冷夏だったり多雨だったりして気候は不安定だ。来年どうなるかは誰も分からない」と過度な楽観論にくぎを刺した。(共同/SANKEI EXPRESS)
