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ドイツアルプスの麓 オーバーアマガウ 小さな信仰の村 埋め尽くす壁画

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ドイツアルプスの麓 オーバーアマガウ 小さな信仰の村 埋め尽くす壁画

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 今では宗教的な絵のほかにも、赤ずきんちゃんやヘンゼルとグレーテルといったグリム童話の一場面も題材となり、周囲の自然と相まって、壁絵を楽しみに訪れる観光客でにぎわう村でもある。そして、世界から注目されているのが、1634年以来、絶えることなく10年ごとに上演されている「キリストの受難劇」だ。

 ≪17世紀の誓い 今も守る受難劇≫

 この村における受難劇の歴史は、「30年戦争」でスウェーデンが侵入してきた1630年に遡(さかのぼ)る。ドイツ全土が荒廃し飢餓に苦しめられた。33年にはペストがはびこり、村民の20%の命が奪われたという。

 村は不安と恐怖の中で、「神が病から救ってくれるのならば、今後10年ごとに聖劇を上演する」と決議。祭壇の前でその誓いを立てると、村からペストによる死者は一人も出なくなったという。

 こうして始まったキリストの受難劇は、10年に1度という誓いのまま、今日に至るまで続いている。

このニュースのフォト

  • 敬虔(けいけん)なカトリック教徒の村らしく内装が素晴らしいドルフ教会のミサ=2015年9月20日、ドイツ・バイエルン州オーバーアマガウ(佐藤良一さん撮影)
  • ペストが流行した当時、神の慈悲でペストからこの村を救ってくれるならば、今後10年ごとにキリスト受難劇を演じるという誓いと立てた。結果、村はペストから救われ、そのときに立てた誓いは、今日に至るまで守られている。その記念碑が村の広場にあった=2015年9月20日、ドイツ・バイエルン州オーバーアマガウ(佐藤良一さん撮影)
  • 2010年に演じられた「キリスト受難劇」。会場バックヤードにて展示されていたものを撮影した画像。次回は2020年。東京オリンピックの年=2015年9月19日、ドイツ・バイエルン州オーバーアマガウ(佐藤良一さん撮影)
  • ドイツアルプスに囲まれたオーバーアマガウ。大自然に囲まれた小さな村は文明の発展した都会では見られない素朴かつ熱い信仰心が今も息づいている=2015年9月20日(佐藤良一さん撮影)
  • ドイツ・バイエルン州オーバーアマガウ

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