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素材に創意工夫 和食の奥深さ堪能 ミシュランも認めた仕事ぶり 「佳肴 岡もと」

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 京都・東山にある日本料理店「佳肴(かこう) 岡もと」。観光地やにぎやかな中心地から少し外れた閑静な住宅地に店を構える。店主の岡本良太さんは「京都吉兆」をはじめ、新進の「上賀茂 御料理 秋山」などで修業した後、2013年にこのお店をオープンした実力派。ライブ感覚を重視したオープンキッチンなど顧客目線の工夫が受け、わずか2年でミシュランの一つ星に2度選ばれた注目店だ。

 屋号が染め抜かれたサラシののれんをくぐり、格子戸越しに外を眺めながら数歩進むと、厨房(ちゅうぼう)を囲むL字型のカウンターが目に飛び込んで来る。席は7席。店内には無駄がなく、凛としたたたずまいを見せる。

 顧客目線のオープンキッチン

 「もともと一人で厨房を切り盛りするつもりだったので、料理をお待たせする間、お客さまを飽きさせないようオープンキッチンにしました」と岡本さん。

 厨房とカウンターの高さをほぼ等しくし、包丁の操り方や煮炊きする動作を顧客に見せることで待ち時間が苦にならないようにしたといい、ライブ感を盛り上げるため、厨房のどの場所に立っても岡本さんにスポットライトが当たるよう照明も工夫した。

このニュースのフォト

  • 2皿目の酢の物。京・津居山漁港で水揚げされた松葉ガニが使われている。身をほぐしカニ味噌であえ。小蕪のすり流し、とんぶり、メスガニのそとこの紅色が鮮やかなほど美しい。見た目を愛でながら冬の味覚を堪能=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 店主の岡本良太さん。手元が眺められるのはオープンキッチンならでは=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 先付けは安土信長ネギの温かいスープ。ぎんなんと自家製のイクラが顔をのぞかせる。ほっこりとした温かさに心も和む=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 源助大根と甘鯛や衣笠だけなど秋の味覚を湯葉で包んだ椀物。紅葉に見立てた金時ニンジンが飾られ、椀のふたを開けると柚子とお出汁の香りが鼻腔(びこう)をくすぐる=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • しょうゆに漬け込んだ大葉が巻かれたサバ寿司は生サバから作られている。ご飯にはしば漬けが混ぜ込まれてほんのりとピンク色。12月になると大葉から京漬け物のスグキへと変わる=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 厨房とカウンターの高さがほぼ等しく、仕事をする店主の姿の手元までよく見える=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • オープンからわずか2年でミシュランの一つ星に2度選ばれた注目店「佳肴(かこう)_岡もと」=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)

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