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新鮮で上質な油が味の決め手 綾綺殿

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 文政年間創業の老舗油店、山中油店がプロデュースする町家カフェ「綾綺殿(りょうきでん)」。平安時代、天皇の居所であった内裏のなかに、舞いや宴が行われていた殿舎「綾綺殿」がこの地にあったことから名付けられた。由緒正しい地に建てられたカフェは、油店らしく、こだわりの油を使ったメニューが豊富に並び、レトロな雰囲気の中で味わうことができる。

 二条城から少し離れ、観光地からは若干離れてはいるものの、築100年の町家を活用したカフェ「綾綺殿」は、長らく米穀店だった町家を日本古来の建築方法にこだわって改修したとあって、昨今はやりの町家風カフェとは趣を異にし、どこか懐かしく、時が止まったかのようなレトロな雰囲気に浸ることができる。

 洋食にも「らしさ」

 「町家保存という意義もありますが、地元の人がほっこりできるような場所を提供したいと、10年前にカフェをオープンしました」と店長の矢野憲司さん。オープン当初はサンドイッチなどの軽食がメーンだったというが「油店らしく、油を使った料理を提供しようとご飯ものに力を入れました。油なら揚げ物でしょう」というわけで、今では一番人気が「とんかつ&エビフライ定食」だとか。

このニュースのフォト

  • 「玉締めしぼり胡麻油の豚丼」(900円)は甘辛い味にご飯が進む。ゴマ油のまろやかさが存分に味わえる=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 京都・美山の田歌舎の鹿肉をじっくりと煮込んだ鹿カレー(1200円)。ほろりととろける鹿肉の軟らかいスパイシーなカレーだ=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • バニラアイス(460円)はレモンやオレンジのオリーブオイル、ゴマ油、落花生油などお好みのオイルでトッピング=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • ほっぺのピンクは食紅で描かれるカプチーノ(540円)。お好みの動物の絵を描いてくれる=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 店内に残るおくどさんは現役。冬場は暖房器具として活用されている=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 紅殻や柿渋など日本古来の塗装が使われた内観は、落ち着いた雰囲気=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 平安京の内裏跡の石碑が建つ町家カフェ「綾綺殿」=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 「新鮮で上質な油が味の決め手」と語る店長の矢野憲司さん=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)

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