人生の困難に英雄的に立ち向かおう ジェイン・マクゴニガル「スーパーベターになろう!」
更新もし、あなたが今人生の崖っぷちにいるとしたら、次のどちらかを選んでみよう。立ち上がって3歩歩く。もしくは、両手で握り拳を作り、5秒間、頭上のできるだけ高いところまであげる。なぜって? これは、「ゲーム」だから-。
最新の心理科学とゲームデザイン技術を合体させた米国発・世界初の自己啓発ゲーム「スーパーベター」。全米で40万人以上がプレーし、大きな反響を呼んだこのゲームのメソッドと理論を紹介する『スーパーベターになろう! ゲームの科学で作る「強く勇敢な自分」』の日本語版が刊行された。ゲーム考案者で著者のジェイン・マクゴニガルさん(38)自身も、死のふちからゲームによって救われた一人だ。
最初は自身を救うため
「そのとき私は考えたの。自殺するか、もしくは、これを『ゲームに変えるか』だってね」。もともと著名なゲームデザイナーであり、ゲーム心理学の研究者だったが、2009年、脳振盪(しんとう)に倒れ、激しい頭痛と目まいなどの症状に苦しんだ。「ゲームがいかに人に勇気を与え、困難に立ち向かう力を与えるかを研究していたの。ゲームの力を実証するなら、まさに今だ、と思った」

