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「黄金列車」発見、注目集める古城 ポーランド・ワウブジフ

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「黄金列車」発見、注目集める古城 ポーランド・ワウブジフ

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 一方、「黄金列車」の伝説とは、第二次大戦末期にソ連軍の攻撃が迫る中、敗色濃厚のナチス・ドイツが略奪品である金塊、ダイヤモンドをはじめとした宝石類を大量(推定200億円相当)に軍用列車に積み込み、隠すために地下トンネルに入れて埋設させたというものだ。戦後70年来、地元で語り継がれ、今年8月、ドイツ人とポーランド人のトレジャーハンター2人が、70年前に黄金列車の埋設作業に携わったとされる男性の臨終の床で、埋められた場所を聞き出すことに成功。“遺言”に基づき、地中探知レーダーで捜索したところ、旧市街地付近の封印された地下トンネルの中に長さ120~150メートルの装甲列車を発見し、ポーランド政府に届け出たのだった。

 宝は周辺か敷地内?

 ポーランド文化省も、地下に埋められた装甲列車の存在を公式に確認。「慎重に積載物を調べる」(ピヨトル・ジュコフスキ文化副大臣)としているが、地雷や不発弾がまぎれている可能性が高い地点に列車は埋められており、発掘作業はまだ進んでいない。また、埋められた場所も「お宝探しが始まってしまったら大混乱する」(ジュコフスキ氏)という理由で明らかにされていない。

このニュースのフォト

  • クションシュ城のサロン。主な調度品は、第二次世界大戦中にここに司令部を置いたナチスが持ち去ったため、残されていない=2015年10月16日、ポーランド・ワウブジフ(AP)
  • 城の地下に張り巡らされたトンネル。ナチスが防空壕を兼ねて掘ったとみられ、「黄金列車」伝説との関連が注目されている=2015年9月2日、ポーランド・ワウブジフ(AP)
  • ゆったりとした城内の中庭=2015年9月2日、ポーランド・ワウブジフ(AP)
  • 併設されたアートギャラリーの一角にある第二次大戦中の強制収容所に関する資料コーナー=2015年10月16日、ポーランド・ワウブジフ(AP)
  • ポーランド・ワウブジフ

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