米大統領、一般教書演説 「IS掃討では攻勢」 「変革」次世代に 民主党勝利へ全力
更新しかし、こうした業績を将来に残すためには、大統領選での民主党候補の勝利が不可欠だ。医療保険制度改革は多くの共和党候補が撤廃を約束。大統領権限に頼って進めてきた移民制度改革や銃規制強化策も、共和党政権下での存続が危ぶまれる。
オバマ氏の最大の試練は自らの実績をいかに国民に説得できるかだが、逆風は強い。経済指標の良さにもかかわらず、最近の世論調査では国民の7割前後が「米国は誤った方向に進んでいる」と感じている。
国際問題でもイラク戦争の教訓から、米軍を一方的に投入するのではなく、各国との協調で問題を解決する方針を堅持してきた。その一方でイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が勢力を拡大、オバマ氏は外交政策の最優先課題に位置付けざるを得なくなった。カリフォルニア州では銃乱射テロも起き、国民の不安は2001年の中枢同時テロ以来の水準まで悪化している。
暗にトランプ氏批判
「いつの時代も未来を恐れるべきだと語る人々はいる」「イスラム教徒を侮辱してもわれわれは安全にならない」。演説でオバマ氏は名指しを避けたものの、批判の矛先を共和党候補指名争いで先頭を走る実業家、ドナルド・トランプ氏に向けた。
