人間と野生動物 共存の道を探る 映画「シーズンズ 2万年の地球旅行」 ジャック・クルーゾ監督インタビュー
更新同じ目線で疾走
撮影する動物の特性に合わせることによって、使用するカメラや機材もおのずと個性的なものとなった。例えば、森の中を素早く駆け抜けるウマたちと、それを追いかけるオオカミたちの疾走。これを、同じ目線で、しかし決して気づかれないよう映像に収めるのに威力を発揮したのが、駆動音を小さく抑えることができる特製バギーだった。
「スタッフが開発した特殊な四輪車です。車体が横揺れや斜め揺れしないので、安定した映像を撮ることができます。もしオートバイで撮影すれば、映像が傾いてしまったり、カメラアングルが意図したものではなくなってしまったりしたことでしょう。大事なのは、観客に対して、カメラの存在を意識させずに、オオカミが間近で走る姿を見せることなのです」。クルーゾ監督は、プロデューサーも兼任したペラン監督がとりわけ映像の安定感を大切にしたことを明かし、撮影技術の向上につながるならば、惜しみなく金をつぎ込んだとも語った。





