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進化する豆腐 ソーセージやハムに ドイツ・フライブルク

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進化する豆腐 ソーセージやハムに ドイツ・フライブルク

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 「素材を欧州風に」

 日本では夏は冷ややっこ、冬は鍋ものといった具合に豆腐そのものの味を楽しむことが多い。だが、ドイツでは「肉の代わり」という着想があるため、ソーセージやハムといった加工品の幅広さにつながっているようだ。

 「ベジタリアンといっても、モラルや健康上の理由でそうなのであり、決して肉の味が嫌いなのではない」。そう語るクイパースさんに促され、出来たての豆腐ソーセージを一口味わうと、確かに十分に味付けが施され、ソーセージに近い。歯応えもしっかりしている。ハンバーグは薩摩揚げを想起させ、日本人の口にも合いそうだ。

 タイフンではサイト上で豆腐製品のレシピも紹介。薫製された豆腐はサラダやバーベキューなどに使うほか、絹ごし豆腐で作ったスープやジュース、ケーキもおすすめという。

 日本人には少々驚きかもしれないが、クイパースさんは語る。「アジアの素材をそのまま取り入れるのでなく、欧州風に発展させている」(宮下日出男/SANKEI EXPRESS

このニュースのフォト

  • 製造途中の豆腐ソーセージ。見た目はほとんど肉のソーセージとかわらない=ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州フライブルク(タイフン提供)
  • ハムを模した豆腐製品。従業員が品質を確かめながら、パックに詰める=2016年1月11日、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州フライブルク(宮下日出男撮影)
  • タイフンの敷地内にある鳥居と大豆をかたどった置物。大豆の収穫の際にはここでちょっとした収穫祭も行われる=2016年1月11日、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州フライブルク(宮下日出男撮影)
  • タイフンで製造された豆腐のソーセージ、ハム、ハンバーグなどの製品=2016年1月12日、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州フライブルク(宮下日出男撮影)
  • ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州フライブルク

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