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シェア急減のアップル、揺らぐ優位性 新型「iPad」でてこ入れ

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シェア急減のアップル、揺らぐ優位性 新型「iPad」でてこ入れ

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 【ワシントン=柿内公輔】米アップルがタブレット型端末「iPad(アイパッド)」の新モデルを発表した。昨年投入した小型版に続き軽量化で使い勝手を高め、鈍化した販売に再び勢いをつけたい構え。

 ただ、低価格モデルで攻勢をかける他社の追撃は激しく、アップルの優位も揺らぎかねない状況だ。

 米調査会社IDCによると、4~6月期のタブレット出荷台数のシェアでアップルは32%を占めたが、前年同期の60%から半減した。

 2位の韓国サムスン電子(18%)とはまだ差があるが、追いすがる競合他社の足音が背中に迫る。

 グーグルやアマゾン・コムなどライバルが小型版や低価格モデルを相次いで投入。品ぞろえの強化に迫られたアップルは約1年前に初めて小型版のミニを投入した。

 今回、主力モデルも軽量・薄型化を図り、年末商戦の直前に発表することで、市場の関心を引きつけようという狙いだ。

 だが、ミニも市場の想定より価格設定が高めだったことから、「競争力がない」(米IT大手)との声も聞かれ、売れ行きの伸びも今ひとつ。発売から1年でミニを刷新するのも、てこ入れにほかならない。

 アップルのクック最高経営責任者(CEO)は「アイパッドのような驚くべき製品はアップルにしかつくれない。他社が追いつけない水準にある」と強がるが、英紙フィナンシャル・タイムズは「アップルの優位はもはや当然ではない」と厳しい見方を示す。

 アップルは先月、スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の廉価モデルも投入したが、これも新興国市場での出遅れを挽回するためで、打つ手が後手に回っているとの指摘もある。勢いを取り戻すには、「アップルらしい独創的な新製品が必要」(アナリスト)との声は多い。

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